・考


2/3型500万画素CCD機の階調再現域


 現在のコンパクトデジカメではフラッグシップ機と言えるニコンのCOOLPIX 5000で2/3型500万画素CCD機の階調再現域を探ってみました。
 使ったチャートはコダックのグレーカードとカラーコントロールパッチとグレースケールを組み合わせた常用チャートの中央にカメラ雑誌「CAPA」2002年10月号付録『CAPAオリジナル測光チャート』を張り付けたものです。

 測光は、いずれも、『CAPAオリジナル測光チャート』の右側18%反射率グレー部分内をスポット測光して決めています。


常用露出計測光値マニュアル露光

AE +/- 0 AE -0.3 AE -0.7 AE -1.0 AE -2.0

 これらの画像からは

(1) このCOOLPIX 5000のスポット測光値では(設計意図か調整不足か不明ですが、)中庸濃度域は+0.5程度露光オーバーに表現される。
(2) ハイライト側は、カメラのスポット測光値どうりの露光(私の基準測光値+0.5)の画像でも、+2と+2.5の差は分からなくなっている。
(3) シャドー側は、カメラのスポット測光値-2.0露光(私の基準測光値-1.5)の画像でも、-2と-3の差は(肉眼では判別しにくいがデータでは)表現できている。

 ことが読み取れます。

 これらを総合的に勘案すると、このCOOLPIX 5000では、印刷可能領域の白から黒まですべて表現出来ているがハイライト側はギリギリなので、適正露出には充分すぎるほどの配慮が必要で、逆に言えば、使いこなしがいのあるデジカメだと言えるでしょう...

(2002.10.20 DAIGA)


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